組み入れている資産の価格が上昇しても、投資信託の基準価額が下落することがあります。どのようなケースがあるのでしょうか?

組入銘柄は値上がりしたのに基準価額が下落!

組み入れている資産の価格(株価や債券価格など)が上がっているのに、基準価額が上がらない理由としては、

分配金の支払いがあった場合
複数の資産を組み入れた投資信託で、他の資産価格が下落した場合

などが考えられます。

1.分配金の支払いがあった場合

分配金は信託財産から支払われます。そのため、分配金が出るとその分だけ基準価額が下落することになります(詳しくは関連項目(1)をご覧ください)。このような場合、組み入れている株式や債券の価格が上昇しても基準価額は下がる可能性があります。

関連項目1

▶「分配金を出すと基準価額は下がるの?」

2.複数の資産を組み入れた投資信託で、他の資産価格が下落した場合

投資信託のなかには、株式や債券など、いくつかの資産を組み合わせるタイプのものがあります。例えば日本株式、外国債券を組み合わせた投資信託で、国内株式の価格が上がっても、円高によって円換算した外国債券の価格がそれ以上に下がった場合は、思ったよりも基準価額が上がらない可能性があります。

ニッセイアセットマネジメント

ふくろう教授の投資信託ゼミナールのご利用にあたって

当資料は、投資教育に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが2017年12月に作成したもので、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

投資信託に関する留意点

  • 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資します(また、外国証券に投資するファンドにはこの他に為替変動リスクもあります。)ので基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。ファンドは投資元本の保証や一定の成果は約束されておりません。
  • 分配金額は、収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますので、あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。運用状況によっては、分配金をお支払いできない場合もあります。また、分配金は投資信託財産からお支払いしますので、基準価額が下がる要因となります。
  • 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
  • 投資信託をご購入される際は、必ず投資信託説明書(交付目論見書)をお受け取りになり、内容をご確認の上ご自身でご判断ください。

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