投資信託には、毎月決算型、3カ月決算型など定期的に分配金が支払われるタイプもあります。この「決算」とはなんでしょうか?具体的にどのようなことが行われるのでしょうか?

決算は何をするの?

投資信託の「決算」は、投資信託の資産・負債を計算して財産内容や財務状況を明らかにすることをいいます。決算時に、これまでの収益等の一部が「分配金」として投資家に還元されることがあります(分配金については関連項目(1)をご覧ください)。

関連項目1

▶「分配金って何?」

「決算」と聞くと、みなさんはなにを思い浮かべますか?多くの人が「会社の決算」を思い浮かべるでしょう。会社の「決算」は、一定期間内での売上や利益などを計算して、企業の経営成績や財務状態を明らかにするものです。その決算内容が記された財務諸表などは、いわば〝企業の成績表〟といえます。

投資信託も会社と同じように、決算日に資産・負債(収益・費用)を算定し、「決算」を行ないます。もっとも、投資信託の場合、決算を行なうのは運用会社と信託銀行の仕事です。また、通常、会社の決算回数は第1四半期、中間期、第3四半期、本決算と年に4回ですが、投資信託の場合、決算回数は投資信託によって異なります。例えば、毎月決算型は年に12回、隔月決算型は年に6回、3カ月決算型は年に4回、決算が行なわれます。

なお、投資信託の決算内容は、「運用報告書」などで確認することができます。「運用報告書」の読み方については関連項目(2)をご覧ください。

関連項目2

▶「運用報告書」

ニッセイアセットマネジメント

ふくろう教授の投資信託ゼミナールのご利用にあたって

当資料は、投資教育に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが2017年12月に作成したもので、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

投資信託に関する留意点

  • 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
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  • 分配金額は、収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますので、あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。運用状況によっては、分配金をお支払いできない場合もあります。また、分配金は投資信託財産からお支払いしますので、基準価額が下がる要因となります。
  • 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
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