投資信託は銀行、証券会社、郵便局など様々な金融機関で扱われるようになり、みなさんにとって身近な金融商品となってきました。商品タイプも個人投資家の多様なニーズに応えられるよう、年々、増えてきています。「ファンド・オブ・ファンズ」もこうした背景から生まれた金融商品です。

「ファンド・オブ・ファンズ」って何?

「ファンド・オブ・ファンズ」とは、複数の投資信託を組み入れる投資信託のことです。一般的な投資信託は、複数の株式や債券を購入しますが、「ファンド・オブ・ファンズ」は複数の投資信託を購入しています。

「ファンド・オブ・ファンズ」の長所として運用の安定性を高める効果があります。一般に投資信託は複数の株式や債券を購入することで運用の安定性を高めていますが、「ファンド・オブ・ファンズ」は既に複数の株式や複数の債券を購入した投資信託をいくつも購入することになるので、分散効果が効いて運用の安定性がさらに高まります。また、いろいろな運用会社の投資信託を購入することができるため、債券運用を得意とするA社の投資信託と、株式運用を得意とするB社の投資信託を組み合わせて高い運用リターンを目指すことなどもできるのです。

ただその一方で、「費用」には注意が必要です。「ファンド・オブ・ファンズ」を購入するということは、実質的に投資信託を二重に購入するということになるからです。「ファンド・オブ・ファンズ」が投資対象とする投資信託にも信託報酬等の費用がかかることなどから、実質的な信託報酬が一般の投資信託よりやや割高になる可能性があります。

ニッセイアセットマネジメント

ふくろう教授の投資信託ゼミナールのご利用にあたって

当資料は、投資教育に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが2017年12月に作成したもので、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

投資信託に関する留意点

  • 投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果(損益)はすべて投資家の皆様のものとなります。元本および利回りが保証された商品ではありません。
  • 投資信託は値動きのある有価証券等に投資します(また、外国証券に投資するファンドにはこの他に為替変動リスクもあります。)ので基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。ファンドは投資元本の保証や一定の成果は約束されておりません。
  • 分配金額は、収益分配方針に基づいて委託会社が決定しますので、あらかじめ一定の額の分配をお約束するものではありません。運用状況によっては、分配金をお支払いできない場合もあります。また、分配金は投資信託財産からお支払いしますので、基準価額が下がる要因となります。
  • 投資信託は保険契約や金融機関の預金と異なり、保険契約者保護機構、預金保険の対象となりません。証券会社以外の金融機関で購入された投資信託は、投資者保護基金の支払い対象にはなりません。
  • 投資信託をご購入される際は、必ず投資信託説明書(交付目論見書)をお受け取りになり、内容をご確認の上ご自身でご判断ください。

当資料に関する留意点

  • 当資料に記載されている情報は、正確かつ信頼しうると考える情報源から入手した情報およびその情報を基に作成した情報であり、情報の正確性等については万全を期しておりますが、入手情報の誤り、またはその他の要因が有りうるため、当資料に記載される全ての情報の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。
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