金融市場ラインマーカー

米国第2次量的緩和について

2010年11月05日号

金融市場の動向や金融市場の旬な話題の分析と解説を行います。

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金融市場動向

  • 第2次量的緩和の規模は予想の範囲内で、市場の混乱は見られない。
  • 積極的な緩和姿勢は、インフレ期待上昇の一要因であり、将来的な長期金利、ドル相場の反転材料に。

米国金融当局は11月3日に、第2次量的緩和として、ほぼ市場予想の範囲内である「2011年4~6月期までに6,000億ドル、月間で約750億ドルの国債購入」を決定しました。MBS(モーゲージ証券)の償還分の再投資額である350億ドル程度と合わせると毎月、約1,100億ドル程度の国債購入となる計算です(グラフ1)。

8月以降の米インフレ期待の上昇は、商品相場の反発やドル安を素直に反映したものと言えますが、金融当局の積極的な緩和姿勢がそれらの動きを強めた面も少なからずあるものと見られます(グラフ2)。

グラフ1

出所:FRBのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ2

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

追加量的緩和政策の効果は不透明ながらも、今後の経済指標によって米国景気回復ペースの強まりや市場が織り込んでいるインフレ反転上昇への確信度の高まりが確認されることとなれば、米国長期金利、ドル相場ともに反転の材料になるものと考えます(グラフ3、4)。

グラフ3

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ4

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

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