金融市場ラインマーカー

国内金融機関の長期国債需要は衰えず

2010年10月25日号

金融市場の動向や金融市場の旬な話題の分析と解説を行います。

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金融市場動向

  • 国内金融機関の債券需要は底堅く、長期金利の低位横ばい推移の一要因に。

金融緩和で大量に供給されたマネーを受け、国内の銀行は預金で増えた資金を需要の伸びない貸出から、国債にシフトしています(グラフ1、2)。旺盛な国債需要は金利低下圧力の一つと言えます。

グラフ1

出所:日銀のデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ2

出所:日銀のデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

現在の長期金利の利回り曲線は、1年前と比べると大きく低下しているにも関わらず(グラフ3)、国内の主要金融機関の、旺盛な国債投資が継続しています。特に生・損保は9月に1兆2,900億円と過去最大規模の長期国債購入額を記録しました(グラフ4)。

国内のデフレ状況や企業の資金需要の弱さ、および、日本銀行の金融緩和姿勢の継続は金利を低位 に安定させる要因になりそうです。また、需給面では、前述の通り、資金余剰の中、リスク回避姿勢が根強く、国内金融機関の債券需要は底堅く推移するものと考えられます。長期金利は当面、低位横ばい推移を見込みます。

グラフ3

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ4

出所:日本証券業協会のデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

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