金融市場ラインマーカー

ニュージーランド経済について

2010年08月06日号

金融市場の動向や金融市場の旬な話題の分析と解説を行います。

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金融市場動向

  • アジア向け輸出の好調等を背景にニュージーランド経済は前期比で4期連続プラス成長を維持。
  • 商品価格の上昇を受けた交易条件の改善は企業収益を高め、幅広く経済成長に貢献すると考えられる。
  • 相対的な金利の高さはニュージーランドドルのサポート要因。

ニュージーランドの経済成長率の先行指標ともみえるOECDニュージーランド景気先行指数は昨年前半以降、堅調推移に転じており、GDPもプラス成長が続いています(グラフ1)。この背景の一つに、アジア向け輸出の増加があります(グラフ2)。

グラフ1

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ2

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

ニュージーランドの主要輸出品目は、粉ミルクやバター等の酪農製品が全体の約20%弱で最大、肉類が約10%弱で次点となっています。その中で、粉ミルクの輸出額は世界最大規模です(グラフ3)。粉ミルクの輸出は、急速に進む中国の食の西洋化を受け、増勢が強まっています(グラフ4)。

グラフ3

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ4

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ5

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

主要輸出品目の酪農製品・肉類に基づいたANZ商品価格指数※は上昇しており、今後の交易条件の改善を示唆しているようです。

  • オーストラリア・ニュージーランド銀行が発表するニュージーランドの商品価格指数

グラフ6

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

ニュージーランド10年国債の利回りは現在5%弱であり、米国(2.9%)、ユーロ圏(2.6%)、日本(1%)と比べても相対的に高水準にあります。このこともあり、ニュージーランド国債の海外保有比率は高く、この推移に連れてニュージーランドドルも上昇傾向にあります。

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