金融市場ラインマーカー

メキシコ(米国景気回復の恩恵を受ける国)

2010年06月08日号

金融市場の動向や金融市場の旬な話題の分析と解説を行います。

2011年6月以降のレポートはこちらから

金融市場動向

  • メキシコ経済は米国経済との結びつきが強く、米国経済回復の恩恵を受ける有力候補といえる。
  • メキシコの財政規律は相対的に健全に推移。

メキシコ経済は、貿易を通して特に米国経済との結びつきが強く、2008年時点で輸出全体の約80%、輸入全体の約50%を米国が占めています。この影響もあり、米国経済の回復に連れメキシコの輸出は急増しています(グラフ1)。米国から見てもメキシコは第3位の輸入相手国です(グラフ2)。

グラフ1

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ2

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ3

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

米国は世界最大の原油消費国です。一方、メキシコは世界有数の原油生産国です。米国のメキシコからの輸入品目トップは原油であり、米国の景気回復は、資源国であるメキシコ経済にプラスとなります(グラフ3)。

グラフ4

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

在米国メキシコ移民からのメキシコへの仕送り・送金額は年間で約200億ドルを越え、メキシコ家計の消費動向に多大な影響を与えます。米国の雇用環境の改善は、メキシコ移民の米国での雇用増加から、対メキシコへの仕送り・送金額の増加を促進し、メキシコ経済にプラスに働くものと見られます(グラフ4)。

グラフ5

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

メキシコの経常収支は赤字基調が続いています。しかし海外からの直接投資や証券投資等のポートフォリオ・フローの流入によって経常赤字はカバーされており、現在は健全な状態が続いています(グラフ5)。

メキシコの財政規律は相対的に健全な状態といえます(グラフ6、7)。

グラフ6

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

グラフ7

出所:ブルームバーグのデータを基にニッセイアセットマネジメント作成

金融市場ラインマーカー一覧へ

「金融市場ラインマーカー」ご利用にあたっての留意点

当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。

【当資料に関する留意点】

  • 当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。
  • 当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。
  • 当資料のいかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
  • 手数料や報酬等の種類ごとの金額及びその合計額については、具体的な商品を勧誘するものではないので、表示することができません。
  • 投資する有価証券の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。