金融市場ラインマーカー

円高耐久力が強い南アフリカランド

2009年09月30日号

金融市場の動向や金融市場の旬な話題の分析と解説を行います。

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金融市場動向

  • 8月中旬以降の円高局面において、主要通貨の中で円高耐久力が最も強いのは南アフリカランドとなった(9/29現在)
  • 南アフリカランド高の背景には、非居住者による同国への株式・債券投資の流入が挙げられる。
  • 資源国通貨である南アフリカランドは金価格の上昇にも支持されている。

グラフ1

出所:ブルームバーグ

8月中旬以降、円の全面高局面になっています。その中で唯一南アフリカランドのみが、円より強くなっています。

南アフリカランド高の背景の一つには、南アフリカの非居住者による同国への株式・債券投資の根強い流入が挙げられます(グラフ2、3参照)。

グラフ2

出所:ブルームバーグ

グラフ3

出所:ブルームバーグ

グラフ4

出所:ブルームバーグ

グラフ4は景気回復が鮮明化しはじめた第1四半期の期初である2009年4月1日を100として、資源国通貨の代表格である南アフリカランドとブラジルレアルの対円為替の推移、および、ドル/円と金価格の動きを指数化したものです。これを見ると、南アフリカランドとブラジルレアルが金価格の上昇に支持される一方、ドル/円は下落していることがわかります。つまり、第1四半期からの円相場の展開は、基調としての円全面高なのではなく、金利差や証券投資フローの強弱が反映され強弱が決まるファンダメンタルズに整合的な相場といえるのかもしれません。だから金利差が円より優位で、証券投資の支持もあり、かつ資源価格上昇の恩恵も受ける南アフリカランドやブラジルレアルが選好されているのかもしれません。

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