金融市場ラインマーカー

総選挙前の株価はどう動くか

2009年08月06日号

金融市場の動向や金融市場の旬な話題の分析と解説を行います。

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金融市場動向

  • 衆議院が解散され、8月30日に総選挙となりました。
  • 解散日から投票日までの株価を見ると、過去20年間6回の平均は1.3%の上昇となっており、投票日までに大きく下落する可能性は比較的少ないといえそうです。

自民・民主両党のマニュフェストが出揃い、8月30日の総選挙に向けて政策論議が高まる時期に入ってきました。政治の話は取扱いが難しい面も多いですが、データをもとに株価と政治との関係を振り返っておきたいと思います。

図表(1)は過去20年の内閣支持率(日経調査)とTOPIXを対比したグラフですが、支持率と株価とは連動して動く面があります(太い丸印「○」で衆議院解散日の株価を示しています) 。両者の相関係数を試算すると、土地バブル前後の「竹下~海部内閣」、高支持率が続いた「小泉内閣」では関係が不明確ですが、経済が苦境にあった「宮沢~森内閣」「安倍~麻生内閣」では、高い相関を示しています。社会の最大の関心事であった「景気(=株価)」が支持率に大きく影響したものと思われます。

解散日から投票日までの株価をみると、小幅に下げた例もありますが、過去20年間6回の平均では1.3%の上昇となっています(図表(2)、図表(3)参照) 。過去の例を見る限り、投票日までに大きく下落する可能性は比較的少ないといえそうです。

図表(1):内閣支持率と株価

図表(2):解散日から総選挙までの株価

図表(3):解散日から投票日までの株価上昇率

出所:日本経済新聞、ブルームバーグ
内閣 投票日 日数 TOPIX上昇率
海部 90/02/18 25 0.5%
宮澤 93/07/18 30 3.6%
橋本 96/10/20 23 -1.6%
00/06/25 23 -0.6%
小泉 03/11/09 30 -3.8%
小泉 05/09/11 34 9.9%
麻生 09/08/30 40
平均(6回) 28 1.3%

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