金融市場ラインマーカー

円相場のアノマリー(相場の癖のようなもの)

2009年07月16日号

金融市場の動向や金融市場の旬な話題の分析と解説を行います。

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金融市場動向

  • 為替相場にはアノマリーと呼ばれる、相場特有の癖のようなものが存在する。
  • 円実効レートとユーロ/円は1年移動平均からの円高方向への乖離幅がそれぞれ約+10%、-10%を超過するゾーンは円高反発ゾーンとなってきた。
  • 豪ドル/円は90年代以降、4年移動平均からの円高方向への乖離幅が-20%を超えたところが円高反発ゾーンとなってきた。
  • ドル/円は90年代以降、1年移動平均からの円高方向への乖離幅が-10%を超えたところが円高反発ゾーンとなってきた。

為替市場にはアノマリーといわれる現象が多くあります。アノマリーとは、相場の動きについて合理的な説明ができない相場特有の癖のことです。例えば、円実効レートの1年移動平均(※)からの乖離幅を見ると、約+10%を超過して円高が進んだゾーン(グラフ1:四角囲い部分参照)では円高が収束し、円安方向に反発する傾向が見られます。また、ユーロ/円の1年移動平均からの乖離が約-10%を超過して円高が進んだゾーンでは(グラフ2:四角囲い部分参照)円高が収束して、円安方向に反発する傾向が見られます。

  • 相場の値動きを平準化し傾向を抽出した値

グラフ1

出所:ブルームバーグ

グラフ2

出所:ブルームバーグ
注:1999年以前のユーロ/円の算出には理論値を使用

グラフ3

出所:ブルームバーグ

豪ドル/円は90年代以降、4年移動平均からの乖離が-20%を超過して円高が進んだゾーン(グラフ3:四角囲い部分)では、円高が収束し円安方向に反発する傾向が見られます。

グラフ4

出所:ブルームバーグ

ドル/円は90年代以降、1年移動平均からの乖離が-10%を超過して円高が進んだゾーン(グラフ4:四角囲い部分)では、円高が収束し円安方向に反発する傾向が見られます。

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