金融市場ラインマーカー

南アフリカの利下げについて

2008年12月15日号

金融市場の動向や金融市場の旬な話題の分析と解説を行います。

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金融市場動向

12月11日に実施された南アフリカの利下げに今回は焦点を当てました。

南アフリカと主要国の政策金利

出所:ブルームバーグ

南アフリカの金融政策委員会(MPC)はインフレの鈍化と南アフリカ経済が約10年ぶりの低成長になったことを受けて、政策金利を0.5%引下げ11.5%としました。主要国と比較すると同国の政策金利は依然として高く、また主要国の前期比GDPが揃ってマイナス化する一方、南アフリカのGDPは前期+0.9%を維持しています。

南アフリカランド/円と南アフリカ株

出所:ブルームバーグ

世界的なリスク回避環境を受けた南アフリカ株の下落を受けて、南アフリカランド/円は大幅に下落していました。しかし足元は株の反発に連れて、落ち着きを取り戻しているようです。

南アフリカの外貨準備高と対南アフリカ証券投資額

出所:ブルームバーグ

世界の投資家のリスク回避姿勢を受けて、南アフリカの証券市場(株+債券)から資金が流出し、これが南アフリカランド安圧力の一つになるとの見方がありますが、資金の流出額に見合う十分な外貨準備高を同国は保有しており、危機的な状況には陥っていない模様です。

対外債務残高の対GDP比(2007年ベース)

出所:ブルームバーグ、IMF

IMFに金融支援を求めたアイスランドやハンガリーなどと異なり、南アフリカの対外債務残高の対GDP比は相対的に低く、債務不履行や信用収縮等、危機的状況に陥る可能性は低そうです。

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