一寸

国連の現金不足と米国の財政赤字

2018年08月08日号

今日の雑談メンバー

O部長

運用から営業まで、この道ひと筋30年の大ベテラン。仕事のみならず家事も大得意。

N課長

運用経験あり。人脈が広く、あらゆる情報をキャッチ。気になるワードはメモに書きとめる。

A係長

最近気になるキーワードは「自動運転」「ブロックチェーン」。

~ここは東京丸の内にある運用会社『一寸アセットマネジメント』~
今日も"ちょっと"気になる巷の出来事が話題
一寸アセットマネジメントのとある一日

とある日の昼休み。
マルチリサーチ部のメンバーは、日頃"ちょっと"気になる出来事で雑談中。

  • 登場する人物・団体は架空のものです。
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O部長

先日、国際連合(国連)のグテレス事務総長が分担金未払いの加盟国に財政難を訴える書簡を送っていたことが報道されたよね。

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A係長

書簡に記載された「現金がすぐに底をつきそうだ」という表現に驚いたのですが、国際機関ですし、ニューヨークの本部ビルも立派ですし、そんなことってあるんですか?

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N課長

どうやら、加盟国193ヵ国のうち、米国を含む81ヵ国が未払いらしいのです。赤字状況がこれまで以上に長く続いており、キャッシュフローも悪いようです。

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O部長

そもそも国連は米国、英国、中国などの第2次世界大戦の戦勝国が中心となって設立し、名称は日本などの枢軸国に対しての連合国という名前をそのままに国際連合にしたんだよな。

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A係長

事務総長が分担金うんぬんって言ってましたけど、予算はどうなっているんですか?数十億ドルにもなると聞いたことがあるんですけど。

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N課長

予算は主に、通常予算(二年度会計)、PKO(平和維持活動:単年度会計)予算があり、2018~2019年度の通常予算は約54億ドル、PKO予算は2018年度は約67億ドルになるとか。

国際連合に関する主な出来事

出所:各種報道資料などをもとにニッセイアセットマネジメントが作成
年号 主な出来事
1944年 国際労働機関(ILO)活動再開(戦時中活動停止)
1945年 国際連合憲章署名・国際連合創設。国際通貨基金(IMF)設立
1946年 国際児童基金(UNICEF)設立
1947年 パレスチナ分割案承認
1948年 世界保健機関(WHO)設立。世界人権宣言採択。
1968年 核不拡散条約(NPT)採択
1973年 国際連合大学設立
1996年 包括的核実験禁止条約(CTBT)採択
2015年 国連気候変動枠組条約・第21回締約国会議(COP21)開催・パリ協定採択
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O部長

通常予算の分担率が最大の米国(22%)から、予算削減を強く要求され、直近の予算は減少予定だとの報道もあるよね。

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A係長

トランプ政権はかねてから多くを分担しながら、それに見合った見返りを得られていないとし、米国議会で見直しを主張していましたよね。

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O部長

政権誕生後から減税政策や防衛費増加など国内向けに政府支出を増加させる政策を採っているから、支出を少しでも節約したい考えがあるのかもしれないね。

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N課長

米国の財政赤字は当初計画より約1,000億ドル赤字額が多く、想定より早く財政赤字1兆ドルに到達するとの試算もあります。

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A係長

米国の財政赤字と国連負担金の未払いには因果関係は不明ですが、トランプ政権の予算を世界のためよりも、米国内のために振り分けるスタンスが明確になっていますね。

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N課長

分担率(通常予算)は1位の米国が22%、2位の日本が約9.7%、3位の中国が約7.9%、確かに米国が莫大な負担をしていますよね。米国が未払いとなると財政難に陥るわけですね。

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O部長

国際貢献と自国民への貢献・・・難しい問題だけど、ある意味、戦後体制からソ連崩壊後の米国主導体制の転換点が訪れている可能性も指摘されているね。

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A係長

我が家予算の僕の分担率は最大ですが、会社から全額口座振り込みなので、未払い金は発生しようがありません(苦笑)

2016年度~18年度 通常予算分担率上位10ヵ国

出所:外務省データをもとにニッセイアセットマネジメントが作成

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