第6章 投資の航海地図を手に入れよ!

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先の「ベニスの商人」の話を思い出してくだされ。
中世の貿易では、すでに投資信託の原型ができていましたな。ここでは、投資信託の運用方法の基本を理解してもらえればよいじゃろう。

(図1-20)の細線は、主要な資産をそれぞれの比率で分けて持った場合の合成指数の動きです。株式(紺色の太線)だけの運用に比べ、値動きが緩やかになっているのがわかりますね。これを「分散投資効果」といいます。分散投資は、あるひとつの資産の値動きが悪くなった時に、値動きの異なる資産に投資をしておくことでリスクを低減させる運用手法ですが、ひとつの資産に投資する投資信託についても同じことがいえます。例えば、株式のみに投資する投資信託であっても、値動きの異なる複数の株式に投資することによって、分散投資効果を得ることができる場合があるからです。これが投資信託の特徴のひとつであり、 投資信託が中長期の運用に向いているといわれる理由なのです。仮に個々の資産の成長が悪くなっても、運用自体はプロ(ファンドマネジャー)が行ってくれますので、みなさん自身でポートフォリオを調整する必要もなくなります。こうして、私たちも現代の海図を得て、新しい資産運用の航海に出て行くことができるようになったわけです。

(図1-20)
●主要指数の合成指数(過去10年間) 《 提供:モーニングスター(株) 》

出所)モーニングスター作成

債券:シティ世界国債インデックス(円ベース)
株式:MSCI The World Index (円ベース)
シミュレーション:各資産にそれぞれの資産配分の割合で投資を行い、毎月末にリバランスしたものとして算出。
2002年6月を10,000として指数化。

とはいえ、投資信託の基準価額も、組み入れている株式や債券などの価格により日々変動します。その上げ下げに一喜一憂する必要はありませんが、「基準価額」が大幅に動いた場合は、せっかく決めた資産配分のズレにもつながりかねないため、定期的にチェックするようにしましょう。

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