第5章 分散投資の本当の意味を理解しよう

「一つのカゴにすべてのタマゴを盛るな」―、分散投資の使い古されたたとえです。「一つのカゴにすべてのタマゴを盛らずに、いくつかのカゴに分けてタマゴを盛っておけば、一つのカゴを落としても残りのタマゴを割らずにすむ」。これが分散投資の効果といわれます。

一つのカゴにタマゴを盛るな イメージ

しかし、考えてみてください。「割れなかったタマゴ」が手元に残っていても、「割れたタマゴ」が手元から失われていたら、元のタマゴの数より明らかに減ってしまっているのです。「プラスマイナスで差し引きゼロ」、あるいは「差し引きでマイナス」、このような分散投資ではまったく意味がありません。全体の資産があまり増えていないどころか減ってしまっているからです。しかも、投資の初心者が一人で、タマゴをのせたカゴを3つも4つも持ち歩くのは大変危なっかしいことです。

理想的な分散投資というのは、例えばただ一つのカゴでもいいから、そこにいろいろな種類のタマゴを盛って、その中でバランスよく全体が成長してヒナが大きく孵(かえ)るように世話をしていく方法です。それがうまくいけば、今度はほかのカゴに同じ種類どうしのタマゴを盛って、カゴが落ちないようにタマゴの成長を見守る世話役を置いておけばいいのです。
はたして、そんなうまいやり方があるのでしょうか。

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