第4章 大きなリスクを取らなければ、資産は増やせないのか?

そもそも、「リスク」を覚悟の上で株式運用するとして、日経平均株価と連動するような個別の株式を投資の初心者が選ぶことができるでしょうか?また、自分で選んで購入できたとしても、これだけ値動きの激しい株式の「買い時」、「売り時」が自分で判断できるものでしょうか?結局、買ってはみたものの、毎日の株価の乱高下(?)に一喜一憂して、生活のリズムを崩しかねません。そこで、一つの資産のみに集中して投資するのでなく、複数の資産に分けて投資したらどうか、という考えが出てきました。

(図1-19)は、日本の株式と債券、外国の株式と債券を指標(平均の値動きとなるもの)ごとに過去10年間の動きを追ったものです。日本の株式だけではなく、外国の株式や債券なども大きく値動きが変化しています。しかも、それぞれの資産の動きを同時に合わせて見てください。

(図1-19)
●主要指数の指数化グラフ(過去10年間)  《 提供:モーニングスター(株) 》

例えば、日本株式と外国株式を見ても、それぞれの時価と時価に差が生じていることがおわかりでしょう。2008年の金融危機の際には、日本株式、外国株式はともに大きく下落したものの、その後の推移は異なっています。あるいは、日本株式と外国債券では、より異なる値動きをする傾向がみられます。これらは資産と資産の間に相関関係(互いが持つ性質の関係)があるからですが、これを見て、「だから、分散投資がよいのでは」、とよく言われるのです。一方の資産がマイナスの時でも、他方の資産がプラスになることがあるからです。

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