第2章 知らないから不安?知ってるから不安?

現役世代は共通して老後の心配度が高い。とはいえ、60歳代以降の人が心配でないというわけではありません。老後の生活でもっとも心配な理由のトップが「年金や保険が十分でない」、次に多いのが「十分な金融資産がない」となっており、7割以上の人が老後の財源の不足を上げています(図1-3)。

(図1-3)
老後の生活を心配する理由(二人以上の世帯) 《 提供:モーニングスター(株) 》

出所:金融広報中央委員会「平成23年 家計の金融行動に関する世論調査」
※無回答を除く。複数回答可

収入が伸びないうえに年金も増えそうになく、また現在の年金制度での年金額すら当てにならないという現状があるようです。公的年金制度に対する不信や不安感から老後生活への不安が高まる現代の世相を反映しているようです。

特に男性で昭和36年4月2日以降生まれ、女性で昭和41年4月2日以降生まれの人たちは65歳からしか年金がもらえないことがすでに決まっています(図1-4)。
調査で、どの世代も老後が「非常に心配」というのは、こうした先が見えない不安なのでしょう。

(図1-4)
年金受給パターン 《 提供:モーニングスター(株) 》

出所:日本年金機構ホームページよりモーニングスターが作成

一方、これから定年を迎える50歳代以降の人たちの不安は、かなり現実的な不安です。他の年代に比べ、自分がもらえる年金受給額はある程度把握しており、さらに自分の貯蓄や生命保険の保障額等を把握した上で、大半の人は老後が不安でたまらないのです。その理由は、公的年金だけでは、明らかに収入が足りないからです。

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