これから本当に、自分の生きたい、自分らしく生きる年代がやってくる。会社でのしがらみに膨大な時間とお金を使わなくてすむ自由な人生が!「職縁」(『団塊の世代』の著者、堺屋太一氏の言葉で会社でのしがらみという意味)で縛られ続けた人々がそこから解放されて、大挙として冒頭のように心の中で叫び、はつらつと生きていく時代・・・。本当に、そういう老後が待っているのでしょうか、もしそうでなければ、どうやってこれからの老後を私たちは迎えればいいでしょうか。

第1章 本当に楽しい老後が待っている?

60歳時点であと何年生きられるかという平均余命は、男性が22年、女性は28年(平成23年 厚生労働省)。考えてみれば人生の4分の1にあたる年月を、これから定年退職する男女は残しているのです。

子供の教育、住宅ローンの負担などから解かれて、自分のやり残したことを楽しみながら、自由に過ごせる生活を待ち焦がれる―、こうした意識を持てる人は、実際にはどれくらいいるでしょうか? 中には、本当に老後を待ち望んでいる人々がいるでしょう。しかし、そういう恵まれた人々が少数であるということを、私たちは実感しています。

調査(図1-1)で見ると、老後の生活をそれほど心配していない人は、日本人全体でわずか2割弱(18.3%)、国民の大半が老後の生活に強い不安を抱いています。特に「非常に心配」だという人は4割以上(42.1%)もいます。年代別で見ると、20歳代〜50歳代に共通して「非常に心配」している割合が大きいことがわかります。これは主に、公的年金制度に対する不信や不安感が大きいためと思われます。

(図1-1)
●老後の生活についての考え方 (二人以上の世帯)〜全体 《 提供:モーニングスター(株) 》

出所:金融広報中央委員会「平成23年 家計の金融行動に関する世論調査」よりモーニングスターが作成

(図1-2)
●老後の生活に対する意識 〜年齢別 《 提供:モーニングスター(株) 》

出所:金融広報中央委員会「平成23年 家計の金融行動に関する世論調査」よりモーニングスターが作成

資産運用の知恵袋
  • 金融危機とこれからの資産運用
  • 老後資金はいくら必要?
  • あなたの老後資金は足りていますか?
  • 本当に楽しい老後が待っている?
  • 知らないから不安?知ってるから不安?
  • 受け取りは少なく、支払いは多く
  • 収入が伸びても年金は増えないようになっている
  • 月25万円では足りない?
  • 本当の不足額を知ろう
  • 退職後の生活がイメージできますか?
  • 老後の生活資金は1億円かかる
  • 老後資金の不足分を補う方法はあるの?
  • 年代別資産運用セミナー
  • 知っ得情報
- +