資産運用FAQ

これまで説明してきた中で、話の流れから十分説明し切れていない内容について、簡単に理解してもらえるよう、FAQ形式でのせました。また、投資信託など本サイト内で詳しく説明している事柄はそちらをご覧ください。

Q1 資産運用を始める時に、必ず公的年金の話が出るのはなぜですか?

A1

定年退職時の年齢から、自分と配偶者が生きられる寿命までを「老後の期間」といいます。本来は、公的年金だけで老後の期間の生活費がまかなえるはずなのですが、少子化問題などにより、将来もらえる年金が減るといわれています。これから老後を迎える人のほとんどが、老後の生活費が足りなくなると思っています。

資産運用の目的は、必要とされる資金を作り出すために行うのであって、その最大の目的の一つは老後資金といわれています。老後資金を計算する場合、最初に老後の期間全体にかかる支出を計算します。次に、それを補うための収入を計算します。この支出と収入の差額が必要資金です。

ここで収入を計算する場合、足りるか足りないかは別として確実に入ってくる金額としてある程度あてにできるのが公的年金です。ですから、目標とする運用額に対して、確実な収入源である公的年金額を先に計算し、次に退職金や貯蓄を加え、さらにほかの収入があればそれを足して、それでも不足する分を運用していくことになります。

Q2資産運用は早く始めるほどいいといわれますが、実際には何歳から始めればいいでしょうか?

A2

いつから資産運用を始めたらいいかという問いに対しては、早ければ早いほどいいと言うしかありません。
しかし、それには個人差があります。20代から30代の初めは、証券への投資よりも自分のキャリアのための投資のほうがはるかに大事でしょう。
それは、将来、自分が稼ぎ出す所得に大きく影響してくるからです。
人によっては、毎月数万円を貯蓄するよりも、キャリアのために数万円ずつ出費するほうが将来のためになると思うかもしれません。ただ、少しでも余裕ができれば、計算上も長期投資の効果は歴然ですので、「時間」を味方にしてできるだけ早い時期に資産運用を始めることをお勧めします。
結婚や子供の誕生を機に始めるのもいいかもしれません。

Q3投資信託ではなく、いきなり株式に投資してはいけないのですか?

A3

投資するのに順番が決められているわけではありませんので、株式から投資していっこうに構いません。
ただし、株式投資のほうが、個別の銘柄を選ぶのが難しいということと、リターンが高い分、リスクも高いということを肝に銘じておきましょう。

また、株式は投資信託に比べ、購入するのに高額となりがちです。最低単位でも数万円から数十万必要な銘柄があります。その点、投資信託は少額から始められます。何よりも投資信託を先に進める最大の理由は、1つの投資信託でも分散投資がされており、しかもプロが運用してくれるということです。
もちろん、そのための手数料はかかりますが、収益から差し引いてプラスになればいいわけです。

Q4なぜ、リスクを考える必要があるのですか。時価が下がっている時に買い、上がった時に売れば利益を上げられると思いますが?

A4

チャート(時価の値動きの推移)を見れば、確かに時価が下がっている時に買い、上がった時に売れば、確実に儲けられるように思えます。
しかし、その時点で、これから時価が上がるとか下がるとかを当てることは非常に難しいことです。チャート分析である程度の予想は可能な場合もありますが、それを継続的にしかも長期間予測して利益を確実に上げることは、プロでもなかなかできるものではありません。
また、売り時、買い時を誤ると、大きな損失を被ることがあります。そのためにリスクを予測して、できるだけリスクを軽減する方法をとる必要があります。
ただし、予測というのは、あくまで確率によるものですので、確率どおりにリスクが避けられるものではないことに注意しましょう。

Q5投資するには係数感覚を磨くことが必要といわれますが、どんな係数があって、それぞれの係数にはどういう意味があるのですか?

A5

主な係数には次の6つがあります。係数の名前と式は覚える必要はありませんが、その意味するところを考えると、資産運用の方法がよくわかってきます。「時間」「利回り」「運用額」の3つの要素を変化させてライフプランと投資の関係を考えてみてください。
下記の値を出すために数式で算出された数字がそれぞれの係数となります。これらはサイトの無料ツールなどで簡単に計算できます。

イメージ
  1. 終価係数・・・
    100万円の元本を3%で複利運用すると、10年後にはいくらになるか。
  2. 現価係数・・・
    今の元本を3%で複利運用して10年後に100万円にするには、今の元本はいくらあればよいか。
  3. 減債基金係数・・・
    3%で複利運用して10年後に1,000万円貯めるには、毎年いくら積み立てればよいか。
  4. 年金終価係数・・・
    3%で複利運用しながら1年に100万円ずつ積み立てると10年後にいくらになるか。
  5. 資本回収係数・・・
    3%で複利運用しながら1,000万円を10年間で取り崩すと、毎年いくら受取ることができるか。
  6. 年金現価係数・・・
    3%で複利運用しながら毎年100万円ずつ10年間受取るには、今、いくらあればよいか。
ふくろう教授

Q6老後の必要資金を計算したら、退職金と貯金と公的年金で十分生活できることがわかりました。それでも定年退職後の運用が必要でしょうか?

A6

運用しなくても老後生活費を補うだけの十分な資金が確保されていれば、あえて資産運用は必要ないでしょう。しかし、もう一度計算してみてください。まず、1.〜3.を考えて、これらの問いに対しても、十分な資金があると答えられるのでしたら、さらに4.〜5.を考えてみてください。
以上を考えた上で、必要であれば低い利回りでもいいから運用してみてください。

ふくろう教授
  1. このまま運用しないでいたら、生活資金は何歳までもちますか?
  2. 病気やアクシデントで臨時出費があった場合の経費も考えていますか?
  3. 自分が想定していた寿命より長く生きられた場合、あといくら必要になりますか?
  4. もっと余裕ある生活をしたければ、あといくらずつ余分に使うことができますか?
  5. 生きがいのある活動などでお金を使いたい場合、あといくらのお金が使えますか?

Q7資産運用は面倒です。しなくてもいいなら、したくありません。

A7

資産運用は、義務ではありません。自分の人生を少しでも豊かにするための一つの方法でしかありません。
ほかに豊かな人生を実現する手段があれば、そちらを優先するほうがいいでしょう。ただ、人生の目標を実現するためには、お金は大きな比重を持ちます。お金はすべてではありませんが、重要なファクターです。自分の夢や目標を実現するためにも、資産運用を一つの有力な手段として前に進んでみてはいかがでしょうか。


資産運用の知恵袋
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