第2章 金融危機に備えた資産運用が必須に

2007年はサブプライム問題、2008年はリーマンショック、2009年後半からはギリシャに端を発した欧州財政問題の浮上と、ここ数年で世界経済に影響を及ぼす様々な問題が頻繁に発生しています。元々、相場の先を予測して投資を行うことは非常に難しく、さまざまな不確実性が高まった現在では、専門家であっても予測困難なケースが増えています。

実際に先進国株式の過去のリターンの推移(10年リターンの推移)をみると、2007年までは6〜9%程度の推移が続いていたものの、2008年以降は金融危機の影響からマイナスでの推移を続けており、リターンの予測は困難な状況です。一方、リスクの推移(10年リスクの推移)をみると、長期で15〜20%程度の安定的な推移が続いています。機関投資家が資産配分を考える際には、リターンは予測値、リスクは実績値を使用するケースが多く、リスクはリターンほど変化が大きくないことが知られています。

(図5-2)
先進国株式のリターン(上図)とリスク(下図)《 提供:モーニングスター(株) 》

(各年末時点における過去10年間の数値)

(図5-2)先進国株式のリターン

(図5-2)先進国株式のリスク

※1先進国株式:MSCIワールド指数(配当込み、円ベース)

※2 円ベースはTTMにて円換算

資産運用の知恵袋
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