第4章 資産の分散+時間の分散で効果的な運用に

分散投資の効果は金融危機後でも有効に機能していますが、資産を分散するだけで十分と言えるでしょうか?

投資信託を購入するタイミングによっては、後に大きな損失を被る可能性もゼロではありませんので、リスク分散の観点では「時間の分散」も重要となります。

(図4-5)は一括購入と積立投資の時価の推移を表したグラフです。
一括購入をみると、分散投資をすることによって価格変動を抑えた運用を行えていることが分かります。しかし、投資対象資産の価格変動が大きくなった場合には、元本割れになる可能性もあります。しかし、積立投資の場合、高値で買い過ぎる、安値で買い損ねるリスクが低減することから、各時点の時価は緩やかに推移します。急上昇した際の基準価額の上昇幅は限定的とはなりますが、急落したときの影響もそれほど大きく受けないことになります。

(図4-5)
一括購入(上図)と積立投資(下図)の時価/口数の推移 << 提供:モーニングスター(株)>>

■一括購入(合成は先進国株式50%+先進国債券50%)

一括購入(合成は先進国株式50%+先進国債券50%)

■積立投資(合成は先進国株式50%+先進国債券50%)

積立投資(合成は先進国株式50%+先進国債券50%)

先進国株式:MSCI ワールド指数(配当込み、円ベース)

先進国債券:シティ世界国債インデックス(円ベース)

分散投資:先進国株式50%+先進国債券50%の割合で毎月投資したものと仮定

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