第3章 リーマンショック前の円安は異常値を示していた?

リーマンショックが起きる前までは、低迷が続く国内株式市場、低金利の国内債券市場に比べて、海外資産の運用成績が良好でした。外国為替市場で、円安(=投資先通貨高)傾向が続いていたことも、海外資産の運用成績を一段と向上させていました(図4-4【1】)。

ただし、リーマンショック後は、金融危機局面で高くなる特性があると考えられている「円」が急上昇(=投資先通貨安)。海外資産で運用していた投資家の多くは、為替差損により損失を膨らませる結果となりました(図4-4【2】)。

(図4-4)
実質実効為替レートの推移 << 提供:モーニングスター(株)>>

(図4-4)実質実効為替レートの推移

※1 日本銀行の公表データより作成

※2 各国との貿易取引や物価上昇等を加味した為替の動向を表す「実質実効為替レート」の推移

※3 数値が大きいほど円高、小さいほど円安

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