第2章 分散投資で人気に流されないリスクを抑えた運用が必要

金融危機前はバランス、先進国株式・債券に、金融危機後はリートやハイイールド債券に資金が集中しました。これらの商品のうち、株式やハイイールド債券は「ハイリスク・ハイリターン」の傾向がある資産クラスであり、本来の商品性からは「ミドルリスク・ミドルリターン」とされてきたリートも近年は価格変動率が高まっています(図3-3)。
表面上の利回りや分配金が高いファンドは人気を集めやすいものの、こうした特定の資産への集中投資はかなり「リスクが高い運用」といえるでしょう。

中長期投資が前提となるファンドへの投資では、できるだけリスクを抑えることが重要です。ポートフォリオ全体のリスクとリターンが偏ることのないように心がけましょう。また、投資を行った後も、価格は日々変化しており、時間の経過とともにポートフォリオ全体のバランスも変化していますので、定期的な見直しが必要となります。具体的に、どのような見直しを行なえばいいのか、その手順を確認してみましょう。

(図3-3)
カテゴリー別リスク・リターン(2011年12月末時点までの過去3年間・年率) << 提供:モーニングスター(株)>>

カテゴリー別リスク・リターン(2011年12月末時点までの過去3年間・年率)

※1 公募追加型株式投信(DC、SMA、ETF除く)

※2 各ファンド分類はモーニングスターカテゴリーに基づく

資産運用の知恵袋
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  • 金融危機と欧州不安
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  • 金融危機後の人気ファンドとパフォーマンス
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