第1章 金融危機を背景に関連ファンドの純資産額は大きく減少

ギリシャの財政危機に端を発した欧州債務危機を例として、関連ファンドの純資産総額の推移を見ていくことにしましょう。

ギリシャの粉飾財政が発覚した2009年10月と比較して、欧州関連ファンドの純資産額は3分の1程度まで減少しています(図2-1)。その要因としては、円高・ユーロ安が進んだことに加え、主力の債券ファンドの投資先ではドイツ以外の多くの国で利回りが上昇(債券価格が下落)したことが運用成績の悪化へとつながり、債券ファンドを中心に解約する投資家が増加したことが影響しました。

(図2-1)
欧州株式・債券ファンドの純資産額の推移(過去3年間) 《 提供:モーニングスター(株) 》

(図2-1) 欧州株式・債券ファンドの純資産額の推移(過去3年間) 《 提供:モーニングスター(株) 》

※1 公募追加型株式投信(DC、SMA、ETF除く)

※2 モーニングスターカテゴリー「国際株式・欧州(ヘッジあり・なし)」、「国際債券・欧州(ヘッジあり・なし)」に属するファンド

資産運用の知恵袋
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