第1章 リタイアメントプランの設計

団塊の世代がこれから始める資産運用は、若い世代が老後資金を作るために始める資産運用とはかなり違ってきます。

イメージ

団塊世代と若い世代との違いは、一口に言って「資産をつくる」ための運用か、「資産を取崩し」ていくための運用かということなのじゃな。目的が違えば、当然リスクの取り方も変わってくるのじゃ。

ふくろう教授

老後の生活は、いわば、時間が経過するとともに資産が減少していくという、時間とお金の帳尻を合わせていくことになります。自分の寿命が尽きる前に資産を使い切ってはならないことが大前提となるのです。当然、資産形成を目的とする若い年代と同様、元本割れや大きな損失は避けなければならないことには変わりありません。

ここで、(図2-7)を見てください。これは老後の資金設計の一般的なパターンです。60歳から80歳まで、20年間で老後の生活費が「1,000万円」不足する場合を想定しています。1年間では「50万円」、1カ月では「4万2,000円」が不足します。例えば、60歳から利率4%で運用しながら、毎月4万2,000円を取り崩していくには、60歳の時点でいくらの貯蓄があればいいでしょうか?

(図2-7)
●ライフプラン・ポートフォリオ  《 提供:モーニングスター(株) 》

老後資金の設計イメージ

何も運用しなければ1,000万円必要です。しかし、この図でわかるとおり、運用することによって680万円あればいいことがわかります。この老後のもとになるお金(原資)を680万円にするためには、利回り4%だと、50歳から10年間で毎月約4万7,000円積み立てていけばいいのです。老後資金設計は、このようにして立てられていきます。

資産運用の知恵袋
  • 金融危機とこれからの資産運用
  • 老後資金はいくら必要?
  • 年代別資産運用セミナー
  • 20代、30代からはじめる資産運用
  • 団塊世代の資産運用術
  • リタイアメントプランの設計
  • 長生きのリスクに対応できない資産運用
  • 老後の生活に合わせた目標利回りが必要
  • 金融商品はどうやって選べばいいか
  • 資産の組合わせで90%以上決まる
  • 資産の組合せ方
  • 運用の達成と目標額のチェック
  • 資産の再配分を行う
  • 知っ得情報
- +